ホスピス医師の往診車、「緊急車両」初認定…署名4500人
全国で初めて緊急自動車に指定された渡辺邦彦医師の往診車(「在宅ホスピスとちの
木」で)
栃木県栃木市で末期がん患者のケアに取り組む「在宅ホスピスとちの木」所長の渡辺
邦彦医師(49)が往診に使う乗用車が、全国で初めてパトカーや救急車と同じ緊急
自動車に指定された。
「一刻も早く痛みを和らげてあげたい」という渡辺医師らの訴えが、在宅ホスピスの
往診車も緊急自動車と認める道交法施行令の改正につながった。
渡辺医師は「患者が身近な人に囲まれ、最期まで自宅で生活が送れるように」と、2
006年にホスピスを開設した。医師1人、スタッフ6人で県内全域を対象に訪問診
療をし、急な呼び出しにも24時間体制で対応。これまでに約200人の患者をみと
り、毎日の移動距離は200キロを超える。
しかし、那須や日光などの観光地も多い栃木県では、行楽シーズンに渋滞に巻き込ま
れることも多く、患者の元に着くのが1時間近く遅れることもあった。このため、0
7年末には2か月余りで患者や近隣住民ら4500人分の署名を集め、警察庁などに
働きかけた。
これまでは、応急治療が必要な事故現場などに医師を送る「ドクターカー」は緊急自
動車に認められていた。4月の改正により、在宅医療の往診車も都道府県公安委員会
の許可で認められ、赤信号での通行など優先走行が可能となった。渡辺医師の往診車
には、脱着式の赤色灯とスピーカーを搭載。「緊急往診車」とステッカーを張った。
指定を受けた4月末から5月上旬までに、激しい痛みや呼吸不全などで計6回、緊急
往診をした。渡辺医師は「最初は赤信号を通過する時、車が止まってくれるか不安だ
ったが、スムーズに通過できた。到着時間もだいぶ短縮できた」と言う。患者からも
「こんなに早く来てもらえるとは」と喜んでもらえ、「患者にとっては待ったなしの
状況。十分に活用したい」と話している。
(2009年5月14日14時35分 読売新聞)
素晴らしいですねえ、、医者も捨てた門ではないですねえ、、
北斗鍼灸院HP
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